こんにちは、スガヤです。
イーサリアムは、マージ以前とマージ以降では大きく変わります。
イーサリアムに興味があるかもしれませんが、この記事はイーサリアムへの投資をオススメする記事ではありません。
あくまで、マージというアップデートについて分かりやすく解説します。
暗号資産への投資はオススメしていませんが、この記事を読めばイーサリアムが投資の対象として注目を集める理由が分かります。
個人的な意見としては、イーサリアムがどれだけアップデートしたとしても、円やドルなどのCBDCが発行されれば、暗号資産への投資は終わりにしようと考えています。
マージによって変わった!イーサリアムの3つのポイント
「マージ後のイーサリアムのポイントは3つ」
- コンセンサスアルゴリズムがPoSになった
- その結果マイニング報酬がなくなり、代わりにステーキング報酬がもらえるようになる
- マイニングが不要になったことで、消費電力が減り環境に良くなった
【PoS】プルーフオブステークになって与えた影響
今回のアップデートで1番の重要項目です。
コンセンサスアルゴリズムがPoSに変わったことで、イーサリアムが大きく変わりました。
PoSとは、32ETH以上の保有者の中から取引の承認者を決める仕組みのことです。
大規模なマイニング施設と呼ばれる、大量のスーパーコンピューターがなくても承認作業に参加できます。
マージによって保有するだけで承認作業に参加できるように変わりました。
保有しているだけで報酬がもらえる!インカムゲインで運用効率が上がる?
イーサリアムに投資をしてステーキング報酬をもらえても、運用効率が良くなるとは限りません。
ステーキング報酬は法定通貨では無く、イーサで支払われます。
1ETH保有していると年率5%で、1年後には1.05ETH。(2023年6月現在のビットポイントでの年率)
複利の効果でインカムゲインが元金に追い付くには、年率5%で積立投資なら25年もかかります。
「値動きの激しい暗号資産で、インカムゲインなんて意味があるのか?」と言われれば、意味は無いとまでは言いませんが、あてにも出来ません。
暗号資産の値動きは、複利の効果を上回るという事です。
イーサリアムが値上がりますように!
PoSになって環境が良くなった!?暗号資産と環境問題の関係性
ビットコインなどの暗号資産は環境に良くないと批判の対象になっていました。
その理由はマイニングにあります。
マイニングは第三者が取り引きを承認して、その報酬としてマイニング報酬を得ます。
マイニング報酬をめぐって、世界中で獲得競争が始まりました。
たくさんのスーパーコンピューターを24時間365日フル稼働させてマイニングを競っていたので、電気の消費が激しく、環境に良くないと批判されていました。
PoSは一定の保有量を持つ人の中から、承認する人を決めるので競争を避けることが出来ました。
マージ後な価格が下落!イーサリアムに価値がなくなったのか?
ここからは、マージ後のイーサリアムの状況と自分の取った行動についてお話します。
- イーサリアムの価格変動とその感想
- マージ後の自分の行動
※あくまで個人の感想です。
イーサリアムの価格変動と個人の分析
イーサリアムに価値がなくなったと思ったことは一度もありません。
でも、マージ後イーサリアムの価格が下がったことは事実です。
1ETH、24万円から20万円位にまで下落しました。
マイニング業者がそれまでに獲得していたイーサリアムを利確し、イーサリアムから撤退したからだという説が有力だと思います。
イーサリアムに価値がなくなったからではなく、マイニング業者にとっての価値がなくなっただけなので、自分は気にしませんでした。
値下がりするなら、待てばよかった!マージに備えて定額購入していた
マージが実装されて価格が下がると思っていませんでした。
むしろ、PoSに変わることに期待感があったので、マージ前から買い増しを行っていました。
金額と頻度は、2週間に一度1万円分。
いわゆるドルコスト平均法です。
マージ後価格が下がったときは15%位値下がりしたので、「待てばよかった」と前もって購入していたことを後悔しました。
マージが実装されて値下がりがあっても、気にせず買い増しを続けました。
イーサリアムの売り時は?CBDCの導入と長期保有のリスク
暗号資産に投資をすることを決めた時に、2つのルール作りました。
- 売却のタイミング
- 投資目的ではないので長期保有はしない
暗号資産への投資は、短期~中期で終わりにします。
含み益は気にしない!CBDCの導入でイーサリアムを売却
個人的にベストの売り時はイーサリアムが最高値を更新したタイミングで、CBDCの導入が決定した時です。
そんなうまい話はありません。
自分が考えるイーサリアムの売り時は、CBDCの導入が決定した時です。
- 含み益が出ている時ではなく
- 最高値を更新した時でもない
- CBDCの導入が決定すればイーサリアムを売却します
CBDCが導入されれば、イーサリアムに投資する価値がなくなると考えているからです。
メタバースやNFTが注目を集めていますが、法定通貨がデジタル化されれば、暗号資産で決済する必要もありません。
もちろん、含み益があればいいのですが、投資としての暗号資産には期待していません。
含み損でも、含み益でも構わず売却します。
イーサリアムを長期保有するリスクと投資価値
イーサリアムなどの暗号資産を、長期投資で保有するのはリスクが高いです。
イーサリアムで5%のステーキング報酬をもらうより、インデックス投資を5%で運用する方が分散投資の効果もあり安定しています。
- インデックス投資とイーサリアムでは5%でも内容が違います。
- インデックス投資は元金に対して平均で3%~5%。
- イーサリアムは保有量の5%のイーサがもらえる
イーサリアムの価格変動は激しいので、ステーキングで保有量を増やしても含み損になる可能性は高いと思います。
高配当株ほどのリターンもなければ、インデックス投資の様に分散投資でリスク分散している訳でもありません。
長期保有をして、含み損になってしまうと機会損失です。
価格変動のリスクが大きい暗号資産は、長期投資に不向きな資産だと思います。
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