【わかりやすい】PoWとPoSだけじゃない!5種類のコンセンサスアルゴリズムのまとめ

コンセンサスアルゴリズムのまとめのいめーじ 暗号資産
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こんにちは、スガヤです。

「PoWとPoSはどう違うんだろう?」とビットコインとイーサリアムの違いを知ろうとしたら、コンセンサスアルゴリズムの種類の多さに戸惑っていませんか?

コンセンサスアルゴリズムは、暗号資産の基本的な技術で違いが一番出る部分です。

  • 2022年より暗号資産に40万円ほど投資をしています。
  • 現在ではETH、XTZ、XYM、ENJを保有中。

この記事では、コンセンサスアルゴリズムについて分かりやすく解説しています。

難しい専門用語を使わずに解説しているので、簡単に理解することができます。

コンセンサスアルゴリズムの違いが、暗号資産の価値に直結する訳ではありません。

コンセンサスアルゴリズムとは?取り引きの承認方法のこと

コンセンサスアルゴリズムの承認イメージ

中央管理者のいないP2Pネットワーク内での取り引きには、第三者による承認が必要です。

承認した第三者がブロックチェーンに記録し、報酬をもらうことができます。

  • コンセンサスアルゴリズムとは暗号資産の取り引きの承認方法のこと。
  • 承認方法のことをビットコインではPoW。
  • イーサリアムではPoSと呼びます。

PoWもPoSも仕組みは違いますが、取り引きの承認という同じ目的を持っています。

PoWとPoSだけじゃない!5種類のコンセンサスアルゴリズム

コンセンサスアルゴリズムの種類のイメージ

コンセンサスアルゴリズムは暗号資産ごとに違います。

  • 環境に配慮していたり
  • 公平性を保つためであったり
  • 承認速度を早くするためだったり

開発目的により、暗号資産の仕組みも違います。

プルーフオブワーク「PoW」

世界で最初の暗号資産ビットコインの承認方法です。

一番最初に承認作業を終わらせた人がマイニング報酬をもらえます。

その結果、世界中でマイニング報酬をめぐって競争が起こりました。

電気の消費が激しく、環境に悪影響と批判されています。

世界中で競っても、マイニング報酬をもらえるのは「一人だけ」しか貰えないからです。

プルーフオブステーク「PoS」

イーサリアムがアップデートで「PoW」から「PoS」に変わったことで、注目した人もいるのではないでしょうか?

PoWの環境問題やスケーラビリティ問題を解決するために、色んなアルゴリズムが開発されるようになりました。

その中で一番注目されているのが「POS」だと思います。

PoSはイーサ保有者の中から、ランダムで承認者を決定する仕組みとなっています。

PoWと違って承認者がランダムで決まってしまうので、無駄な競争が起こらないので電力の浪費が少ないのが特徴です。

「一定のイーサ保有者はイーサリアムに対してネガティブなことはしないだろう」という概念のもと承認を行っています。

保有数が多いほど承認者になる確率が高くなるので、中央集権化に近づく恐れがあります。

プルーフオブコンセンサス「PoC」

沢山ある暗号資産の中で一番中央集権的な暗号資産、リップルに使われている技術です。

リップルの承認には、バリデーターと呼ばれるリップル社に認定された承認者たちの、80%以上の合意が必要です。

  • リップル社に認定されたバリデーターの承認が必要なので、中央集権的な暗号資産と言えます。
  • リップル社に認定されなければ、承認者に慣れないので、公平性も感じません。
  • リップルは最初から承認者が決まっている分、承認スピードが速く「送金」に特化した暗号資産です。

プルーフオブインポータンス「PoI」

この承認方法を採用している暗号資産はネムだけです。(2023年6月現在)

あまり有名ではありませんが、「PoS」の問題点を解決した注目のアルゴリズムです。

従来の「PoS」は保有量が多い人が優遇されていましたが、「PoI」は取引量や取引回数にも注目して「貢献度の高い人」が選ばれやすくなります。

保有量だけに注目してしまうと・・・

  • 投資目的の資本力の大きい資本家に通貨が片寄る
  • 投資目的なので、流動性が低下する

保有量だけでなく取引量や取引回数が多い人を選ぶことで、流動性が高くなります。

デリゲートプルーフオブステーク「DPoS」

「PoS」では承認時に保有者の中からランダムで承認者を選んでいましたが、「DPoS」はデリゲートと呼ばれる承認者を保有者の投票で決めます。

  • 保有者は自分が投票した人がデリゲートになり、承認作業をすると報酬の一部がもらえます。
  • 投票した人が落選してしまうと報酬はもらえません。

「PoC」と同じで事前に承認者を決めておくと送金がスムーズになるので、スケーラビリティ問題を解決できます。

コンセンサスアルゴリズムで暗号資産の価値が決まる?

コンセンサスアルゴリズムの価値のイメージ

取引価格が一番高い暗号資産はビットコインです。(2023年6月現在)

世界初の暗号資産ビットコインには「PoW」が採用されていますが、「最も優れているか?」と考えると、色々と問題があったから新しいコンセンサスアルゴリズムが生まれました。

自分が知らないだけでまだ種類があるかもしれません。

これから、新しいコンセンサスアルゴリズムが生まれるかもしれませんが、それぞれに長所と短所があると思います。

コンセンサスアルゴリズムだけで暗号資産の価値を判断することはやめましょう。

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