こんにちは、スガヤです。
イーサリアムは2022年9月マージ、2023年4月には上海とアップデートを繰り返し行っています。
アプデートがくり返し行われているので、情報が整理できなくなりますよね。
この記事では、イーサリアムの上海アップデートについて解説しています。
イーサリアムの将来性について考察しますが、暗号資産への投資をオススメする記事ではありません。
実際に投資をして分かった暗号資産への投資のリスクについて、書いていこうと思います。
くり返しになりますが、自分は暗号資産への投資をオススメしていません。
※暗号資産に投資をしたい方は、余剰資金を使って自己責任でお願いします。
イーサリアムの上海アップデートとは?
2023年4月に行われた上海アップデートで、大きく変わったところは2つ。
- イーサを引き出せるようになった
- ガス代の軽減
上海アップデートでステーキング報酬で得たイーサが出金可能になった
前回のアップデート「マージ」でステーキング報酬がもらえるようになったイーサリアムですが、今回のアップデートでステーキング報酬を出金できる様になりました。
32ETH以上を保有するとステーキングを行うバリデータ(承認者)になれすが、バリデータがイーサを全額出金してしまうと、承認作業をする人がいなくなってしまいます。
今回のアップデートでイーサを出金可能にしつつ、イーサの出金制限を設けてイーサリアムの稼働を安定させることが目的です。
1日の出金額は57600ETHまで。
これは、イーサリアムの流動性が低下したと言えるかもしれません。
個人投資家には縁のない額ですね
今回の上海アップデートで出金できる様になったかもしれないが、出金制限と聞くと流動性が下がり怖い気もしますよね。
ガス代の軽減でイーサリアムが使いやすくなった?
上海ではイーサリアムを使って、新しいサービスを作る開発者の負担を減らすために、ガス代が軽減されました。
- イーサリアムは使うたびにガス代(手数料)が掛かります。
- ガス代の支払いはイーサによって行われます。
- ここで問題なのは支払うガス代の値段は、イーサの取引相場に影響を受けること。
イーサリアムのできた当初の相場と、2023年7月現在(7/9、1ETH=約26万円)とでは、ガス代の負担大きく違います。
「1ETH=1wei×10の18乗」weiがイーサリアム内の最小単位。
- ガス代は送金する人が決める「ガス支払い上限×基本料金」
- 承認者はガス代の高い案件から選ぶことができる
- 混雑している時なら自然とガス代が高くなる
- ガス代の上限が低いと承認が途中で終わってしまう
ガス代が安くなると、開発者が新しいサービスが提供しやすくなります。
上海アップデートは、イーサリアムを身近な存在にするためのアップデートと言えます。
その反面、ガス代はステーキング報酬の支払いに使われているので、ステーキング報酬の低下の原因にもなると思います。
イーサリアムは身近な存在になるのか?CBDCとの共存を考える
「イーサリアムはNFTの購入にも使えるから、持っていても損は無いんじゃない?」
イーサリアムでNFTの購入は出来ますが、価格変動の大きさから決済には不向きだと思います。
1ETH=25万円だったイーサリアムが数時間で、1ETH=24万円。
数日、数週間、単位ならもっと価格変動が大きい時もあります。
朝起きた時に25万円だったイーサが、夜になると22万円になっていたらどうしますか?
- 「2023年7月10日現在は、1ETH=約26万円」
- 「2022年7月10日、1年前は1ETH=約16万円」
イーサリアムが投資先として注目を集める理由は価格変動にあります。
NFTを購入する為だけに、イーサリアムを購入しますか?
政府が価値を保証してくれるCBDCが発行されれば、イーサリアムで支払う意味は無くなります。
価格変動の大きいイーサリアムは、投資としては面白いかもしれません。
CBDCの発行が決定されると、NFTを購入するために、イーサリアムを保有する意味は無くなります。
上海アップデートの影響を考える。投資としてのイーサリアム
「リスクヘッジのために、暗号資産にも投資をしておいた方が良いんじゃないかな?」
「株式」や「債券」「不動産」など投資の対象は分散すると良いとよく聞きますが、イーサリアムは分散投資の対象としてはイマイチな気がします。
- 株式と違い配当金が無いので、売却益に左右される
- 個別株と同じで、単体だと分散の効果が薄い
- CBDCが発行されると、NFTの売買にも使われなくなるので、需要が無くなる
リスクが高い!個別株とイーサリアムの違いを考える
個別株には、配当金があります。
- 株価が伸び悩んでいても、配当金があれば複利の効果を期待できる。
- 配当金は法定通貨で支払われるので、一定の資産が残る。
- ステーキング報酬はイーサで支払われるので、売却益に左右される。
- イーサが暴落して価値がなくなってしまえば、何もな残らない。
ステーキング報酬は、良くも悪くも売却益に左右されるので、安定した資産を残すことは難しいです。
暗号資産に投資をすることは、個別株よりリスクが高いと言えます。
リスク分散になってる?暗号資産の落とし穴
個別株に投資をする時、分散投資として「地域(国)」「業種」「時間(ドルコスト平均法)」を分けて投資することを考えると思いますが、暗号資産を複数に分散投資することはやめた方が良いです。
暗号資産の値動きはどれも似ていて、複数の暗号資産に投資をしてもリスクの軽減効果は低いからです。
一つ、多くても二つ。
数多くの暗号資産を持つことはオススメしません。
投資の基本!価値があるものに投資をする
暗号資産に投資をすることには否定的でした。
それは、暗号資産そのものに「価値を感じなかった」からです。
株は暴落しても、配当金や株主優待など、株以外にも資産価値のあるものを得ることができます。
暗号資産は何の資産も生みません。
金やダイヤモンドは希少価値が高いだけでなく、装飾品としての需要があります。
価格変動の大きい暗号資産は通貨としては、使うことは難しいでしょう。
暗号資産はCBDCの発行が決まれは、需要が無くなる可能性もあります。
暗号資産に40万円も投資をしておいて、おかしいかも知れませんが、価値あるものに投資をしましょう。
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