こんにちはスガヤです。
- 簿記3級の勉強を始めたけど、難しくて合格する自信が無い。
- 3級という言葉のひびきから、簿記3級は簡単だと思っていた。
- 出題形式と試験時間が短縮されて難しくなった。
様々な理由から学習予定に不安を感じていませんか?
簿記3級は勉強すれば中学生や高校生でも合格できますが、覚えなければいけない専門用語がたくさんあります。
自分も158回日商簿記3級には不合格でしたが、専門用語などを理解し159回日商簿記3級に合格できました。
この記事では簿記3級が難しいと感じる理由を解説します。
最後まで読んでもらえれば、計画的に学習予定を組むことができます。
自分が実際にしていた学習方法と、学習するための考え方を分かりやすくまとめました。
簿記3級が難しいと感じる3つの理由
複式簿記に慣れていないから
簿記は一般的な家計簿とは違い、取引を2面的に記録します。
収入と支出、両方を同時に記録できるからです。
その基本となるのが仕訳になります。
借方と貸方で区切り、2面的にお金の流れを記録します。
複式簿記の考え方は特殊ですね。
- 貯金が2万円増えたのは、現金が2万円減ったからです。
- 仕訳をすると「普通預金2万/現金2万」となります。
- 簿記を勉強するまで「貯金=現金」という認識でした。
複式簿記の特殊な考えに慣れないので難しく感じるのだと思います。
仕訳になれるまで、くり返し練習する必要があるから
勘定科目を暗記できる位、くり返し仕訳の練習をしましょう。
雑損や雑益、減価償却費などの専門用語も自然と覚えます。
158回の試験から試験時間が60分になりました。
仕訳問題は15問出題されます。
3問構成なので仕訳問題に使える時間は、長くても20分くらいです。
反射的に勘定科目がでてくる様に仕分けを練習しましょう。
問題を理解し的確に仕分けをする
仕訳のスピードも大事ですが、間違えては意味がありません。
問題に応じて使う勘定科目が変わってきます。
- 分記法なのか、三文法なのか
- 仕入れの費用は相手負担なら、立替金勘定を使うのか買掛を減額するのか
- 原価計算は仕入れ勘定を使うのか、売上原価勘定を使うのか
勘定科目は選択式なので自由に書くことは出来ません。
どの勘定科目を使っても仕訳でいるようにしましょう。
気になる簿記3級の合格率は?
簿記検定の合格点は70点です。
試験内容が簡単でも難しくても、70点取れるかで合否が決まります。
回 | 受験者数 | 実受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|---|
158(2021.6.13) | 58,070名 | 49,313名 | 14,252名 | 28.9% |
157(2021.2.28) | 70,748名 | 59,747名 | 40,129名 | 67.2% |
156(2020.11.15) | 77,064名 | 64,655名 | 30,654名 | 47.4% |
155(2020.6.14) | 中止 | |||
154(2020.2.23) | 100,690名 | 76,896名 | 37,744名 | 49.1% |
153(2019.11.17) | 99,820名 | 80,130名 | 34,519名 | 43.1% |
152(2019.6.9) | 91,662名 | 72,435名 | 40,624名 | 56.1% |
151(2019.2.24) | 104,357名 | 80,360名 | 44,302名 | 55.1% |
150(2018.11.18) | 111,657名 | 88,774名 | 38,884名 | 43.8% |
149(2018.6.10) | 101,173名 | 79,421名 | 35,189名 | 44.3% |
合格率は40%~50%位です。
中止になった155回のデータを除くと以下の図のような結果になりました。(少数点以下、四捨五入)
2人に1人は合格しているので、勉強すれば難しい試験ではないと思います。
出題形式が変わった158回の感想
自分がはじめて受験したのが158回でした。
合格は出来ませんでしたが、勉強のために過去問を解いた感じからすると難易度に違いはないと思います。
でも、試験時間の短縮と問題数のバランスから、問題を解くスピードを意識して勉強しないと時間内に終わらないと考えています。
ネット試験と同じ出題形式になったので、今までのネット試験の対策と勉強法を参考にして、試験対策をすることをお勧めします。
簿記3級の学習時間は200時間を超えました。
学習時間は気にせず、とにかく網羅的に繰り返し勉強したので200時間は超えています。
ネット上の勉強時間は目安程度に考え、しっかり学習しましょう。
英検3級や漢検3級が簡単なのは、義務教育でしっかり学習しているからです。
あせらずコツコツ勉強すれば簿記3級も簡単に感じると思います。
左手を使って電卓に入力していました。
利き手でペンを持ち、逆の手で電卓を入力する練習をしましょう。
- 電卓への入力ミスが減ります。
- 記入ミスが減ります。
- ペンを持ち替える動作が無くなり効率が良くなります。
入力や記入のミスが減ると効率よく問題を解いていく事ができます。
最初はぎこちないですが慣れると違和感が無くなります。
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