こんにちは、スガヤです。
「30代で資産形成を始めると、どんなことに注意したら良いんだろう?」と、始めての資産形成に不安になっていませんか?
30代になると20代の時より手取りが増え、資産形成を始めやすい環境です。
とはいえ、20代の様にリスクを取ることは、おすすめ出来ません。
- 2023年2級FP技能士試験に合格
- NISAではS&P500を積立てる米国株派
- 2020年より資産形成に取り組む30代の会社員
この記事では、30代の資産形成について検討しています。

収入が上がる30代だからこそ、本格的に資産形成に取り組むことができます
実際に行って効果があった節約や、投資への取り組み方を紹介しています。
収入が増えても、支出が増えたら意味がありません。
30代の資産形成は家計の見直し、投資と貯金をバランスよく行うことが重要です。
資産形成を始めるため?【支出を見直し】余剰資金の最大化

収入ー貯金(投資)=支出(消費+浪費)
生活に必要なお金を削減し、貯金や投資にまわせるお金を多くするために節約は必要です。
収入を全額貯金することはできません。
固定費を見直し、大きな支出を削減しましょう。
- 家賃(実家暮らしでも良いよ)
- 保険(最低限でいい)
- 車(中古)
- 通信費(格安SIM)
「何にいくら使っているか」分かりやすい、固定費の削減に着手するべきです。
自炊も取り入れれば食費も削減できるので、完璧といえるでしょう。
固定費を削減できれば、生活費が自然と下がります。
余剰資金を最大化することで、貯金と投資にまわせるお金が確保できます。
支出の見直しと節約が、貯金と投資のスタートなんです。

実家暮らしで1ヶ月分の家賃を積立投資にまわせれば、それだけで十分かもしれません。
保険に入るな?最低限の保険には入っても良いと思う
「医療保険や生命保険は、無駄だから解約するべき」という意見も多々ありますが、個人的には最低限の保険には入っています。
現実的にケガをして、通勤できなければ収入はありません。
生活費を補えるだけの資産が無い人は、入るべきだと思います。
必要無いという人は「傷病手当金があります」と言いますが、仕事以外の病気やケガに対して支払われます。
3日間の待機を経て、4日目から支給です。
待期期間には有給や土日祝日も含まれますが、都合よく病気になれる保証はありません。
収入ダウンにつながる可能性もあるので、資産が少ない内は、最低限の保険には入っておくべきだと思います。
格安SIMはオススメ?個人的には楽天モバイル
格安SIMに変えて、通信費が1万円近く節約できました。
使っているのは楽天モバイル。
自分の場合は、毎月2,000円位です。
どんなに使っても3,000円の定額プランを契約しています。
1万円の昇給は難しいですが、1万円分の節約は簡単です。

楽天の株主優待での、楽天モバイル1年間無料はおすすめ出来ません。
老後資金は余剰資金じゃない?資産形成の注意点

投資は余剰資金でやる事が大前提です。
NISAを使ってインデックス投資をしている人は、老後資金のために運用している人が多いと思います。
老後資金を余剰資金とは呼べません。
老後の生活に必要なお金だからです。
- S&P500に毎月4万円を積立投資した場合(円建て)
- 積立期間:1999年12月~2009年12月の10年間
- 積立額:480万円
- 評価額:約430万円(約ー50万円)
- MSCI ACWI:オルカンに毎月4万円を積立投資した場合(円建て)
- 積立期間:1999年12月~2009年12月の10年間
- 積立額:480万円
- 評価額:約380万円(約ー100万円)
- TOPIXに毎月4万円を積立投資した場合
- 積立期間:1989年12月~2009年12月の20年間
- 積立額:960万円
- 評価額:約820万円(約ー140万円)
S&P500とオルカンですら、10年という期間含み損の状態が続いています。
インデックス投資だけで、老後資金を準備しない方が良いです。
もちろん、注意喚起のために、ITバブル崩壊直前から厳しい10年間で計算しました。
TOPIXもバブル崩壊直前から20年間で計算しています。
老後資金は余剰資金ではありません。
投資はリスクを取り過ぎないことも重要です。

老後資金を準備するので、貯金や債券もポートフォリオに入れています。
30代はバランスよく?資産形成は投資だけに偏らない

「NISAでインデックスファンドを満額積み立てたい」と、資産形成への情熱を持っていませんか?
気持ちはわかりますが、現金も必要です。
NISAでインデックス投資を運用する目的は、老後資金やFIREのはず。
でも、30代は結婚や転職、引っ越しなど生活環境の変化が予想されます。
- 転職
- 結婚
- 引っ越し
- 子育て
- マイホーム
老後資金の前に将来的に発生するイベントに対応できますか?
暴落時に難平買い用の資金にしても良いですし、備えといて現金の保有もおすすめです。
生活防衛資金以外にも貯金があった方が良い理由です。
貯金500万円までは、貯金を多めにしていた方が良いと思います。
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