こんにちは、スガヤです。
「株価の暴落時に買い増し用の資金として、債券ETFを購入しよう」と、お金の管理を複雑にしようとしていませんか?
債券ETFに投資をしても、配当金の管理が難しく、なかなか再投資もできません。
BNDなどの米国債券ETFは、配当金はドルで受け取るので、為替リスクの影響を受けます。
- 2023年に2級FP技能士試験に合格
- NISAではS&P500に投資する米国株派
- 三井住友ゴールドNLの100万円修行を達成し、SBI証券でクレカ積立を行う
BND(債券ETF)を購入し売却した経験から、債券より貯金の方が良いと考えた理由を解説しています。
債券ETFだと市場の値動きにより、定額購入が出来ないので再投資がしにくいです。
値動きがあり、債券ETF=安定が間違った考えであることが分かります。
貯金より債券の方が運用効率は良いのですが、資産1,000万円を目指すなら、効率より流動性の方が重要だと思います。
現金とインデックスファンドで、シンプルで管理しやすいポートフォリオを目指しましょう。
債券ETFはおすすめしない?購入して後悔した理由

債券ETFにもリスクがあります。
それは、価格変動のリスクと為替変動のリスクです。
自分は債券ETFの購入で失敗しました。
債券ETFを購入した理由は、難平買いに使おうと考えたからです。
でも、インデックスファンドを買い増す資金にするなら、貯金しておいた方が良いと思います。
株式に比べて安定はしていますが、債券ETFにも値動きがあります。
債券ETFを購入してから、含み損の状態が続きました。
- 金利の上昇で価格が下がる。
- 値動きが全くないわけではありません。
- 株価の暴落時に債券相場が、必ず値上がりしている保証もありません。
株式相場の暴落時に債券ETFも値下がりしていたら、債券ETFを購入した意味ないですよね。
債券ETFには分配金があるから大丈夫?
数十万円程度の債券ETFでは、分配金はあてにはなりません。
購入金額が20万円なら、4%の利回りで分配金は年間8,000円程度。
さらに、ドル建てであれば、為替の影響を受けます。
年間8,000円が為替の影響で、6,000円になるかもしれません。
運用効率が悪いとは言いませんが、期待はできません。
100万円位債券ETFを購入していれば、運用効率は多少は良いと考えられます。
でも、100万円分の債券ETFを購入するなら、その100万円をドルコスト平均法でインデックスファンドに投資する方が効率は良いです。
運用利回りは投資元本が大きくないと効果が感じずらいので、難平買いをする程度の額なら気にしなくて大丈夫です。
債券ETFより貯金?使う予定があるなら貯金すべき理由

前提として、株式市場の暴落時の買い増し用の資金として管理するなら、債券ETFより現金の方が良いです。
長期運用できれば、債券ETFの方が運用効率が良いのですが、株式市場の暴落がいつ来るのか誰にも分かりません。
つまり、買い増し用の資金として、暴落時に使うのであれば、長期投資できる保証は無いという事です。

運用効率を良くするなら長期投資が前提なので、難平買いの資金を管理する程度の期間なら貯金で良いと思います。
債券ETFのデメリット
債券ETFにもデメリットがあります。
- 元本保証がない
- 価格変動のリスクがある
- 為替リスクがある
株価の暴落時に必ず使うと決めているなら、価格変動のない貯金で保有していた方が無難です。
市場で取引されている以上、価格変動のリスクがあります。
20万円で購入した債券ETFが、株価の暴落時に18万円になっている可能性があるからです。
暴落時の買い増し用の資金は貯金で管理した方が無難です。
- 株価の暴落時に債券の価格も下がる可能性がある
- 分配金も為替の影響で割安になる可能性がある
- 分配金を再投資しようにも、債券ETFの価格に、達していなければ再投資できない
いつか必ず使うと決めているお金を債券ETFにする必要ありません。
株式相場の暴落時に、買い増し用の資金として管理するなら、貯金することがオススメです。
債券ETFはおすすめしない?運用効率より大切なこと
運用は10年以上の、長期投資を前提に考えましょう。
だから、買い増し用の資金は、いつでも使えるように貯金で管理します。
いずれ使うかもしれないお金、将来資金として貯金しましょう。
貯金が他の資産より、優れている点は流動性です。
100万円の将来資金があれば大抵のことには対応できます。
- 車の修理代
- 壊れた家電の買い替え
- 友達や親戚へのご祝儀
- 引っ越し費用
生活防衛資金の他に、まとまった貯金があると安心感が違います。
運用効率より貯金習慣が資産を増やす
資産1,000万円以下の人は、運用効率は気にしなくて大丈夫です。
- 毎月5万円の積み立てと仮定
- 年利7%の場合…11年1ヶ月、合計1,001万円(元本665万円、運用益336万円)
- 年利5%の場合…12年2ヶ月、合計1,002万円(元本730万円、運用益272万円)
- 年利3%の場合…13年7ヶ月、合計1,005万円(元本815万円、運用益190万円)
- 金融庁つみたてシミュレーターにて計算
運用益が4%も違うのに、1,000万円貯まるまでの期間が2年6ヶ月しか変わりません。
貯金の継続と節約習慣が重要だと感じます。
将来資金が貯まってくると、NISAの成長投資枠で、インデックスファンドを購入することもできます。
現金とインデックスファンドだけの、シンプルなポートフォリオを目指しています。

資産1,000万までは、運用効率は気にせず、貯金習慣を大事にしようと思います。
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