こんにちは、スガヤです。
「NISAに興味があるけど、1万円位じゃ意味ないよな」と、小額投資のメリットを知らずにインデックス投資を諦めていませんか?
投資は生活防衛資金を貯めてから、余剰資金で行うものです。
生活費で行なってはいけません。
20代であれば収入も少なく、投資にまわせる金額も、多くはないと思います。
- 2020年より資産形成を始める
- 2023年2級FP試験に合格
- NISAではS&P500を積立てる米国株派
20代の方が、早めにNISAを始めるメリットを考察しています。
「毎月1万円位じゃ意味無いよな」って、諦めるのはもったいない。
小額投資でも長期で運用出来れば、資産形成としては十分です。

もっと早く、積み立て投資を始めればよかったと後悔しています。
この記事を読めば、20代の貴重な10年間を有効活用する方法が分かります。
その方法とは、「小さく始めて長く続けること」です。
20代なら小額投資がおすすめ?無理しない方が良い3つの理由

「1万円じゃ意味無いんだろうな」と、思うかも知れませんが、そんな事はありません。
20代であれば、1万円でも大丈夫です。
最初から5万円~10万円と頑張って積み立てる必要はありません。
1万円で始めるメリットは、下記の3つです
- 気軽に続けられる
- リスクが小さい
- 貯金と並行してできる
小額投資は気軽に続けられる?
株式相場は時に、大暴落をすることがあります。
投資には元本保証が無いので、値動きに敏感になってしまうかも知れません。
投資に慣れていない人には、大きなストレスになります。
相場の値動きに慣れないうちは、無くなってもいい位の少額にしましょう。
続けることがいちばん大事だからです。
小額投資ならリスクが小さい?
小額投資はリスクを抑えることが出来る。
株式相場には値動きが付き物で、下落と上昇を繰り返してきました。
時には、20%~40%の値動きをした時もある。
この値動きの不透明さを、リスクと呼びます。
- 振り子運動と同じで、右に行った分だけ左に行く。
- 上昇した分だけ、下落する可能性がある。
- 積み立て投資に使った金額が大きければ、大きく損失が生まれる可能性がある。
投資に慣れないうちは、少額で初めて株式相場の値動きに慣れてから、本格的に始めても良いと思います。
小額投資なら下落しても、精神的な負担も少なくて済みます。
貯金と並行してできる。
20代であれば、積み立て投資だけでなく貯金にも取り組みましょう。
正確に言うと、貯金の方が重要です。
生活防衛資金として、最低100万円は貯金しましょう。
出来れば300万円あると安心です。
- 投資は、すぐに結果が出る訳ではありません。
- 10年、15年と投資を続ける間に、家計が苦しくなることもあります。
- 投資が続けられなくなることも、あるかも知れません。
- 貯金はそんな時に、あなたの生活を守ってくれます。
生活防衛資金として、100万円~300万円の貯金を目指しましょう。
投資を始める前に、最低限の生活防衛資金を用意すると、安心して投資を続けられます。
小額投資は止められない?20代だからこそ時間を味方にしよう

投資は元本に対して、配当金を受け取ることができます。
その配当金を再投資して元本に組み入れて、受け取る配当金が増える仕組みを複利と言います。
配当金に対して配当金が支払われるので、積み立てた金額以上に運用収益が増えていきます。
だから、投資は運用期間が長い方が得なんです。
短期での運用では効果は感じませんが、10年以上運用すると複利の効果を大きく感じる可能性があります。
金融庁つみたてシミュレーターでの試算(毎月1万円×想定利回り5%で試算)
- 5年目…元本60万円+運用収益8万円=68万円
- 10年目…元本120万円+運用収益34万円=154万円
- 20年目…元本240万円+運用収益166万円=406万円
- 30年目…元本360万円+運用収益455万円=815万円
- 40年目…元本480万円+運用収益1003万円=1483万円
あくまでシミュレーションですが、10年を越えたると運用収益が目立ち始めます。
30年を越えると運用収益が元本を越えます。

40歳目前の自分には、運用期間を30年も取ることができません。
小額投資であっても運用期間が長いことは、投資において大きな武器になります。
積み立て投資は、若い時に始めた方が得なんです。
短期の値動きに、一喜一憂せずにコツコツ頑張りましょう。
運用期間が長ければ、投資が上手くいく可能性が高くなります。
20代なら毎月1万円でも十分?小額投資ならNISAを使ったインデックス投資がおすすめ

NISAの積立金額は20代であれば、毎月1万円でも十分と言えます。
上記のつみたてシミュレーターでの試算を、もう一度確認しましょう。
金融庁つみたてシミュレーターでの試算(毎月1万円×想定利回り5%で試算)
- 5年目…元本60万円+運用収益8万円=68万円
- 10年目…元本120万円+運用収益34万円=154万円
- 20年目…元本240万円+運用収益166万円=406万円
- 30年目…元本360万円+運用収益455万円=815万円
- 40年目…元本480万円+運用収益1003万円=1483万円
想定利回り5%といのは年利で、40年間運用すると「平均で年間5%利益がでている」という事です。
40年続けた平均なので、毎年必ず5%づつ増える訳ではありません。
株式投資の平均利回りは3%~7%と言われているので、5%という想定利回りは現実的な数字です。
20代であれば、40年は運用期間を取れるので、「元本480万円+運用収益1003万円=1483万円」を目安にしてはどうでしょうか?
「毎月1万円をNISAで積み立て投資をして、もう1万円を銀行で先取貯金をする」
毎月1万円×12ヵ月掛ける40年で、480万円貯金出来ます。
積立投資の運用収益は40年で1483万円になる可能性が高いので、合計1963万円を見込めます。
20代でNISAを始めるなら、1万円でも十分と言えます。
小さく始めて、長く続けることが20代の運用方針です。
投資経験や社会人のキャリアを積めば、自然と積立額も増えていきます。
焦らずコツコツと頑張りましょう。
小額投資でもハイリスク?老後資金は確実性も大事
投資だけだと、リスクが大きくなるといわれる理由は、投資の平均利回りは3%~7%であること。
40年間、毎月1万円を積立投資シミュレーション
- 平均年利3%と想定する
- 元本480万円+運用収益437万円=合計917万円
- 平均年利5%と想定する
- 元本480万円+運用収益1003万円=合計1483万円
- 平均年利7%と想定する
- 元本480万円+運用収益1992万円=合計2472万円
(金融庁つみたてシミュレーターをもとに作成)
平均利回り3%と7%では、40年間資産運用するとすごい差になります。
インデックス投資の平均利回りは3%~7%と言われていますが、リスクが高いと思いませんか?
老後資金は確実に残しておきたい大事なお金です。
投資だけで準備しようとすると、どれだけ貯まるのか想定できません。
だからこそ、良くも悪くも値動きのない貯金は重要になります。
インデックス投資だけに頼らず貯金もしましょう。





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