ドルコスト平均法とは?効果をわかりやすく解説します。

ドルコスト平均法のイメージ NISA
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こんにちは、スガヤです。

  • 「ドルコスト平均法を使うより、暴落時にナンピン買いで一括投資をした方が儲かるんじゃないかな?」
  • 「取得金額を平均化すれば投資で勝てるの?」
  • 「定額購入とはいえ高値づかみをしてしまったら、損するんじゃないかな?」

投資を始めてみたいけど「ドルコスト平均法を使うべきか、一括投資するべきか」と投資を始めるタイミングで悩んでいませんか?

「投資初心者はドルコスト平均法を使って、定額購入するべき」と言われても投資は自己責任であり、お金を失うリスクがあります。

自分も投資で50万円ほど運用していますが、ドルコスト平均法だから安心している訳ではありません。

この記事ではドルコスト平均法とは何かを、初心者にもわかりやすく解説しています。

ドルコスト平均法のメリットとデメリットが理解できるので、一括投資との違いが分かります。

ただし、ドルコスト平均法だから投資が必ず上手くいくわけではありません。

投資は自己責任のもと慎重に決断してください。

ドルコスト平均法とは定額購入法のことです

ドルコスト平均法のイメージ

ドルコスト平均法とは定期的に定額で投資をしていく定額購入法のこと。

相場の値動きは「予測することができない」ということが前提の、「高値づかみを避けること」を目的とした分散投資の手法の1つです。

毎回「定額で投資」をすることで、「高い価格の時は、少なく購入」して「低い価格の時は、多く購入」することができます。

「時間(時期)の分散」の手法を採用すると、経済の動向等によって、高い価格で投資を行う時期と低い価格で投資を行う時期が生じることになりますが、長い目で見ると、一回あたりの投資価格は平準化されていきますので、短期的な急な値下がりなどが生じても、それによって生じる損失の程度を軽減することが可能になります。

金融庁HP「投資の基本」より引用

ドルコスト平均法とは投資のタイミングを分割することで、投資の高値づかみを避け暴落時の損失を軽減する効果があります。

ドルコスト平均法の3つのメリットをわかりやすく解説します

ドルコスト平均法メリットのイメージ

相場の値動きが読めなくても「平均取得単価」を下げられる

ドルコスト平均法の効果は、変動する相場の中で、「平均取得単価」を下げられることです。

一括で投資してしまうと、予期せぬ急落で大きな含み損になるだけです。

一括で投資せずに複数回に分けて投資することで、相場が下落していても買い増すので「平均取得単価」が下がります。

取得単価が下がれば、相場が上昇した時に売却益が得やすくなります。

ドルコスト平均法を使って淡々と定期購入することで、誰でも簡単に「平均取得単価」を下げることが可能です。

複数回に分けて投資をするので自然と長期投資になる

少額でも長期投資をすることで複利の効果を得ることができます。

投資をして得た配当金や利子を、再投資して運用することで「増えた配当金や利息」のことを複利と呼びます。

長期間再投資すればするほど複利の効果は大きです。

投資には、中長期的に行っていくことで、投資資金を運用して得られた利益が更に運用されて増えていく「複利」の効果があります。「投資期間」と「複利」の効果には関係があり、投資期間が長いほど、複利効果も大きくなる傾向があります。また投資期間が長いことで、投資による価格変動のリスクが小さくなり、安定した収益が期待できます。

金融庁HP「投資の基本」より引用

ドルコスト平均法を使うことで、自然と長期投資になり複利の効果を得て運用することができます。

ドルコスト平均法なら、まとまった資金がなくても大丈夫!

「インデックス投資は10年、20年単位で見れば収益は右肩上がりになる」と言われても投資の経験がない人にとって「いきなり100万円を投資に回す」ことには抵抗がありますよね。

ドルコスト平均法を利用した定額積立であれば、月々2万円くらいでも投資を始めることができます。

一括投資をすることより「少額でも良いから、分割して複数回に分けて投資をすること」がドルコスト平均法だからです。

月々2万の投資でも1年間で24万円、10年で240万円、20年で480万円。

慣れてきたら積立額を3万円増やしても大丈夫です。

まとまった資金がなくても、ドルコスト平均法なら長期投資で安定した運用ができます。

良いことだけじゃない!ドルコスト平均法の注意点

ドルコスト平均法注意点のイメージ

相場が右肩上がりなら「一括投資」の方が、複利の効果が高く運用益が大きいです。

ドルコスト平均法は定額で積み立てている分、一括投資に比べて元金が増えにくいので複利の効果が低くなります。

  • 100万円を一括投資で年利5%で運用した人
  • 1年間で10万円積立てて、10年かけて100万円を年利5%で運用し始めた人
  • 最初の1年目から100万円投資に回している人の方が複利の効果が大きくなります。

同じ期間、同じ投資金額で比較すると相場が必ず右肩上がりなら一括投資の方が複利の効果が高く運用益が高くなります。

相場は必ず右肩上がりになる保証がないことが、ドルコスト平均法と使う理由です。

ドルコスト平均法なら、いつ投資を始めても大丈夫!

ドルコスト平均法のタイミングのイメージ

ドルコスト平均法は「相場の値動きは読めない」ってことを前提としているので、いつ始めても良いと思います。

あえて言うなら「速めに始めた方が運用期間を長くできるので、ベストのタイミングは今です」

インデックス投資なら間違いなく早い方が良いです。

一括投資とは違いタイミングを気にせずにいつ始めても良い、それがドルコスト平均法の利点です。

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