こんにちは、スガヤです。
投資に不慣れな人が「S&P500が良いのか、それともオルカンが良いのか」と選ぶことは難しいと思います。
この記事では全世界株派だった自分が、新NISAでS&P500の積立投資を始めた理由を解説しています。
投資経験の浅い自分が、皆さんと同じように「S&P500とオルカンどちらにしようか……」と、悩んだ経験を正直にお話します。
S&P500を購入していますが、全世界株式の6割は米国株式なので、悩んだらオルカンで間違いないと思います。
新NISAでオルカンではなく、S&P500を積みたてる3つの理由
「もともとはeMAXIS Slimのオルカンのみを購入する全世界株派でした」
新NISAの積立設定をしたのは、S&P500です。
全世界株派から、米国株派に寝返った理由は3つあります。
- ヨーロッパで戦争が起きていて、経済的にどうなるか分からない
- アメリカの経済が破綻するとは思えない
- 為替変動のリスクのない日本株とポートフォリオを組めば、リスクを分散できる
確かにオルカンはリスクを最大限に分散していて、無難な選択です。
家族や友達にはオルカンを勧めると思いますが、個人的に投資するのはS&P500で良いかなと思いました。
リスクの分散は、リスクの拡大と考えたから
分散の対象を最大にすれば、経済破綻に巻き込まれる可能性も最大となります。
「2009年のギリシャの経済危機や、経済制裁によるロシアのデフォルト」
資産を全世界に分散するという事は、経済破綻に直面する可能性が高まります。
今ヨーロッパで戦争が起きています。
経済的にどうなるか分かりません。
「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の格言がありますが、今のヨーロッパや新興国に投資する必要があるのでしょうか?
リスクの分散はリスクの拡大と考え、投資先を厳選する必要があると考えました。
アメリカ経済が破綻するとは思えない
アメリカ経済が破綻するとは思えません。
- 資源が豊富で、石油や天然ガスの輸出をしている
- 優秀な大学があり、人的資本も優れている
- 人口が増え続けているアメリカの国内経済は活発だ
アメリカの経済が低迷することはあっても、破綻することはないと思います。
ドルコスト平均法は「上がったり下がったりを繰り返すボックス相場」に、適した投資方法なので経済が破綻さえしなければ大きな失敗にはならないと思います。
大きなリターンを狙うだけでなく、株価が上昇せず低迷することも想定しました。
アメリカだけじゃない⁉日本株も積立てるとリスクを軽減?
リスクを分散はリスクの拡大につながると話しましたが、日本株への投資はリスクの軽減になります。
アメリカの株を購入するば、為替の影響を受けるからです。
- 1ドル=100円の時に、株価が1ドルの米国株を購入すると日本円で1株=100円。
- 1ドル=50円になったら、株価が1ドルのままなら米国株は日本円で1株=50円。
株価が変わらなくても、為替相場が変われば損益がでます。
S&P500だけじゃなく国内指数のTOPIXや日経225に、分散投資をすれば為替変動のリスクが軽減されます。
積立投資枠のおすすめはオルカン?S&P500のデメリットとは?
「アメリカ一国に集中投資をするのって少し怖いな」と不安に感じるかもしれません。
S&P500のデメリットは、全世界株のメリットそのものです。
アメリカが戦争に巻き込まれたり、日本の様に30年間、高値を更新できないかもしれない。だから、アメリカ以外の先進国であるイギリス、フランス、カナダや新興国で注目をされる、インドの成長を取り込めた方がいいんじゃないか?
その通りだと思います。
S&P500に不安を感じる方は、どうぞオルカンを積立ててください。
オルカンも良いインデックスファンドです。。
新興国は必要ないという人は、先進国株式で良いです。
自分はヨーロッパや新興国が必要無いと思ったので、S&P500+トピックスを積立てています。
先進国株式インデックスは72.5%が米国株です。
オルカンの60.6%は米国株です。
アメリカの経済が打撃を受ければ、オルカンも先進国株式もダメージを受けます。
全世界に分散投資をしても、アメリカ経済への不安が無くなるわけではありません。
S&P500への期待?が不安感を上回ったから新NISAで積立を始めました
S&P500、オルカン、先進国株式、どれが一番優れているかを議論する気はありません。
正直、信託報酬が安ければ、どれでも良いと思っています。
自分の生活を振り返ると、米国株と日本株に囲まれています。
- アメリカ製のOS(マイクロソフト)を使い、YouTube(Google)やインスタ(meta)を見る。
- トヨタの車(日本株)に乗り、スターバックス(米国株)に行ったりマック(米国株)でコーラやファンタ(米国株)を飲む。
- ユニクロ(日本株)の部屋着を着て、ソニー(日本株)のテレビでネットフリックス(米国株)を見る。
自分の生活は米国株と日本株の成長があれば、楽しく暮らせます。
自分の生活に関係ない国の株に、投資をする必要が無いと思ったので2ヵ国に厳選しました。
- S&P500+TOPIX。
- S&P500を減らして、ナスダック100を組み入れることも検討しています。
- 将来的にはナスダック100+S&P500+TOPIXになるかも知れません。
S&P500が優れている、という議論をしたい訳ではありません。
S&P500でも、オルカンでも、先進国でも、自分がポジティブに積立を続けられる投資先を選びましょう。
この3つの選択肢の中から信託報酬の安いものを選べれば、大きな失敗は避けられます。
【新NISA】成長投資枠でもS&P500の、積立投資ができるの?
「成長投資枠と積立投資枠」って名前がついていますが、両方で投資信託の積立投資ができます。
正直、積立投資枠に対して成長投資枠という名前なので勘違いしていました。
成長投資枠とは、積立投資枠で選べる投資信託の他に、上場株式やETFが購入できる枠組みです。
- 積立投資枠 投資信託のみ
- 成長投資枠 「投資信託」「上場株式」「ETF」など選べる金融商品が多い
個別株やETFの購入に興味がない人は、成長投資枠でも積立投資枠と同じ投資信託を積立てることができます。
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