こんにちは、スガヤです。
ニュースで東証株価指数【TOPIX(トピックス)】と、呼ばれている日本株のインデックスをご存じですか?
この記事ではTOPIXが、どんな指数なのかをわかりやすく解説しています。
eMAXISSlim国内株式(TOPIXと日経平均)の違いや選び方が分かるようになります。
TOPIXへの投資は為替の影響を受けづらいのでオススメですが、投資信託なので元本保証はありません。
TOPIXとは?意外と知らない東証株価指数のこと
TOPIXとは日経平均株価と並ぶ、日本の株価指数のことです。
eMAXISSlim国内株式(TOPIX)のベンチマーク(基準値)として利用されています。
以前は東証一部に上場するすべての銘柄で構成されていましたが、2022年4月に東証の市場区分が見直されました。
以前の東証一部に上場していた2155社から、2025年1月末で流通株式時価総額が100億円未満の「439社」がTOPIXから除外。
TOPIXの構成銘柄について、市場区分と切り離し、市場代表性に加え投資対象としての機能性の更なる向上を目指します。
見直しの過程は、多額のパッシブ連動資産や市場への影響を考慮し、2022年10月~2025年1月にかけて、段階的に移行します。
なお、移行完了後におけるTOPIXの構成銘柄の選定方法については、今後、市場関係者の意見を募ったうえで策定します。
JPX 日本取引所グループHP 株価指数の見直し 概要より
株価指数は投資信託のベンチマークとして利用されるだけでなく、日本の景気の指標など様々な利用がされています。
似ているようで違う?トピックスと日経平均株価
日経平均とは日本経済新聞社が算出した株価指数で、日経平均や日経225と呼ばれています。
日本経済新聞社が東証プライム市場に上場している銘柄の中から、取引量の多さと業種のバランスを取って選ばれた225社の株価の平均です。
TOPIXは時価総額(企業の株価×発行済株式数)の加重平均(時価総額の大きい銘柄は、構成比率が多い)です。
- TOPIX構成銘柄
- 1位トヨタ自動車(4.4%)
- 2位ソニーグループ(2.7%)
- 3位三菱UFJファイナンシャル・グループ(2.4%)
- 日経平均構成銘柄
- 1位ファーストリテイリング(10.5%)
- 2位東京エレクトロン(6.3%)
- 3位ソフトバンクグループ(3.9%)
- eMAXISSlim国内株式(トピックス・日経平均) 2024年1月25日の交付目論見書より作成
日経平均は株価の高い企業の業績に左右されやすく、ファーストリテイリング(ユニクロ)だけで10.5%を占めています。
一方TOPIXは、トヨタ+ソニー+三菱(4.4%+2.7%+2.4%)で9.5%となっていて、時価総額の大きい一部の企業の影響を受けにくくなっています。
TOPIXの方が日本市場全体の値動きを表していると言えます。
為替変動のリスクがない?円安でも気にしない国内株式インデックス?
外国株式は為替変動リスクを大きく受けることになりますが、日本株はそれほど為替変動の影響を受けません。
米国株が1ドルであっても、為替が1ドル100円なのか150円なのかで売却益が変わってきます。
- 米国株を1ドル=100円の時に購入
- 米国株を1ドル=150円の時に売却
- 株価は1ドルのままなら、円安(1ドル=150円)になるだけで売却益がでます。
- 逆に株価が1ドルのままでも、円高(1ドル=50円)になれば売却損がでます。
- これが為替変動リスクです。
国内株式なら為替変動によるリスクを抑えることができます。
先進国株式インデックスやS&P500に投資をするなら、分散投資として国内株式インデックスも選択肢に入れても良いと思います。
自分はS&P500とTOPIXに分散しています
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