こんにちは、スガヤです。
「NISAを始めたいけど、どのネット証券でもクレカ積立でポイントが付くみたいで、どれが1番お得なんだろう?」と似たようなサービスに、どれが良いか選べず悩んでいませんか?
投資初心者が使ったこともないネット証券の比較をして、NISA口座を開設するのは難しいと思います。
この記事ではNISA口座の開設におすすめな、人気のネット証券4社の比較をしています。
SBI証券でNISA口座を開設しましたが、楽天証券でも口座を開設しています。
60代の母のNISA口座の開設には、auカブコム証券を使いました。
実際に口座開設してみて、投資に不馴れな方でも開設しやすいおすすめのネット証券をご紹介します。
ポイントサービスにこだわらずに、自分が開設しやすいネット証券を選びましょう。
ネット証券で人気の4社を比較
クレカ積立を利用したポイント還元が、人気のネット証券。
自分は三井住友ゴールドNLを使って、SBI証券でNISAをやっています。
年会費は100万円使えば無料になり、還元率1%はお得です。
100万円使えなかったとしても、年会費は5,500円。
auカブコム証券のauPayゴールドカードは11,000円なので半額です。
auPay一般カードも検討しましたが、コンビニの常連としてはタッチ決済7%はかなりお得。
サブとして使っている楽天カードと楽天Payの使い勝手も良いので、楽天証券もおすすめです。
年間100万円利用の壁?NISA口座「人気No,1」のSBI証券
SBI証券は三井住友ゴールドNLや、住信SBIネット銀行の目的別口座などの有名なサービスがあります。
SBI証券の魅力はクレカ積立のポイント還元率です。
- 年会費33,000円のプラチナプリファードで5%
- 年間100万円利用で年会費が無料になるゴールドで1%
- 年会費無料の一般カードで0.5%
100万円修行を達成できれば、年会費無料で還元率1%はかなりおススメです。
そして、積立投資を継続することで、恩恵を受けることができる投信マイレージ。
毎月の保有金額に対してポイントが付与されます。
- 投信マイレージのポイント付与率
- eMAXIS SlimのS&P500なら0.0326%
- eMAXIS Slimのオルカンなら0.0175%
毎月の残高に対して付与されるため、投信マイレージは積立投資を長く続けるほどお得なサービスです。
付与率の高さ注目して、信託報酬の高いファンドを選ぶのは止めてください。
普段の買い物でポイントが貯まりやすい?「楽天カード」が使える楽天証券
楽天市場や楽天カード、楽天Payのサービスで有名な楽天。
楽天証券で楽天カードを使い3万円以上のポイント投資(1ポイント以上の利用)をすると、楽天市場でのお買い物で最大3.8%のポイント還元を受けられます。(2024年現在)
クレカ積立29,900円+100ポイント(楽天ポイント)でSPUが0.5%アップ。
普段から楽天市場や楽天カードを使っている人には、楽天証券がおススメです。
クレカ積立によるポイント還元もあります。
- 年会費11,000円のプレミアムカードで1%
- 年会費2,200円の楽天ゴールドカードで0.75%
- 年会費無料の楽天カードで0.5%
楽天キャッシュでの投資信託の積立もできるので、楽天キャッシュをチャージすると0.5%のポイント還元があるので、クレカ積立限度額5万円+楽天キャッシュでの積立限度額5万円。
毎月最大で10万円分の積立を行うことができ、獲得ポイントは500ポイント(還元率0.5%)になります。
法律上クレカ積立は、最大で5万円までとなっているので上限額が一番高いのは楽天証券です。(2024年現在)
さらに、対象の投資信託を保有すると各月の平均保有金額に対して、還元率に応じたポイントが翌々月末に貰えます。
- 投信残高ポイントプログラムのポイント付与率
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド0.028%
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド0.017%
毎月の積立上限額が高い楽天証券なら、毎月のポイント還元の額も他のネット証券よりも多くもらうことも可能です。
楽天証券なら普段から「楽天市場」や「楽天カード」「楽天Pay」を使う人にとっては、さらに楽天ポイントを貯めやすくなるチャンスです。
楽天市場と楽天カードは自分もよく使います。
auショップでサポートを受けられる?「auPAYカード」がお得なauカブコム証券
楽天証券やSBIとは違い実店舗でサポートを受けられるauカブコム証券。
63歳になる母にNISA口座の開設を頼まれた時、auじぶん銀行をすでに開設していましたことには驚きました。
そのまま、auカブコム証券でNISA口座を開設し、eMAXIS Slim8資産均等型を積立てています。
母はネットに強い訳ではなく、auショップの定員さんにおすすめされてじぶん銀行に口座を開設したそうです。
投資に不馴れな人にとって、ネット証券とネット銀行の口座開設は負担は大きく、実店舗によるサポートは大きなメリットです。
もちろんクレカ積立にも対応。
- 年会費11,000円のauPAYゴールドで1%。
- auユーザーなら年会費無料の一般カード(通常1,375円)でも1%。
ゴールドカードと一般カードのクレカ積立還元率は同じですが、コールドカードはスマホの通信料の支払いに使うと、通信料の10%がポイント還元されます。
ゴールドカードを使って、auPAYのチャージをすると1.5%のポイントも付きます。
でも、クレカ積立のために年会費11,000円のクレカをわざわざ作る必要があるかは微妙です。
そして、資産形成プログラムにより月間の平均保有残高に応じて、Pontaポイントが付与されます。
- eMAXIS Slim S&P500で0.005%。
- eMAXIS Slim オルカンも0.005%。
NISAで人気の低コストファンドはほとんど0.005%でした。
保有によるポイント還元はいまいちですが、auユーザーであれば無料の一般カードを使い、クレカ積立1%還元はお得です。
年会費無料のクレカ積立ならNo,1か?マネックス証券
マネックス証券のクレカ積立は「年会費無料の一般クレカ」の中で、ポイント還元率が1番高いんです。
ポイント還元率は1.1%。
マネックスカードは投信積立含むカード利用で、年会費550円が無料になります。
- SBI証券「三井住友カードNL」年会費無料の一般カードは0.5%
- SBI証券「三井住友カードゴードNL」100万円修行後は年会費無料になり1%
- 楽天証券「楽天カード」年会費無料の一般カードは0.5%
- auカブコム証券「auPAYカード」auユーザーなら年会費無料の一般カードは1%
- マネックス証券「マネックスカード」は1.1%
僅かな差(0.1%)ですが他社を上回りました。
年会費無料のカードが1%を超えていることは珍しく、三井住友カードゴールドNLの還元率1%は年間100万円利用の結果無料。
auPAYカードはauユーザーのみが無料になるので、基本年会費は1,375円かかります。
初年度無料で、その後も投信積立を含むカード利用で翌年の年会費も無料になります。
誰もが年会費無料でできるクレカ積立で、ポイント還元率1%を超えるカードはマネックスカードだけ。
クレカ積立をするハードルが低い気がします。
そして、投信保有ポイントプログラムにより、毎月ポイント還元もあります。
- 投信保有ポイントプログラムのポイント付与率
- eMAXIS Slim S&P500には0.03%
- eMAXIS Slim オルカンには0.0175%
マネックスカードは国際ブランドがJCBしか選べず、普段使い用の決済カードとしてはイマイチな気がします。
クレカ積立と投信保有のポイント還元率は良いと思いますが、クレカ積立専用のカードになってしまいそうです。
「クレカ積立のために、わざわざ新しいクレカを作る必要があるのか?」と聞かれれば無いと思いますし、「クレカ積立専用のカードが必要か?」と聞かれても無いと思っています。
【新NISA】どのネット証券にする?拮抗したポイント還元サービスを比べてみる
「どのネット証券でもクレカ積立がお得なのは分かったけど、どのネット証券でNISAを始めたらいいんだろう?」
クレカ積立専用のクレカを作る必要は無いと考えています。
日常生活で使った決済時のポイントも、ポイント投資としてNISAで使えるからです。
- 三井住友カードゴールドNL(年間100万円利用で翌年から年会費永年無料)
- クレカ積立のポイント還元率1%
- 基本還元率0.5%
- コンビニやマクドナルド、すき家などで「タッチ決済利用」で還元率5%(スマホのタッチ決済利用で7%還元)
- 楽天カード(通常カード年会費無料)
- クレカ積立のポイント還元0.5%
- 基本還元率1%
- 楽天市場での決済利用で3%
- 楽天Payでの決済で1.5%
毎月のクレカ積立を3万円に設定している人が、もう3万円積立ることは難しいかも知れません。(クレカ積立上限の話は割愛します)
でも、クレカ積立を3万円に設定している人が、日常の生活費3万円分をクレカで決済することは簡単だと思います。
クレカ積立で還元されるポイントと、日常生活で還元されるポイントを足すと、毎月のポイント投資に使えるポイントは同じになります。
- 三井住友カードゴールドNL(クレカ積立還元率1%+基本還元率0.5%)
- クレカ積立3万円分で得られるポイントは300ポイント
- 生活費3万円分の決済で得られるポイント150ポイント
- 合計450ポイント分の投資信託の購入が可能
- 楽天カード(クレカ積立還元率0.5%+基本還元率1%)
- クレカ積立3万円分で得られるポイント150ポイント
- 生活費3万円分で得られるポイント300ポイント
- 合計450ポイント分の投資信託の購入が可能
クレカ積立と生活費の決済の金額が同じ場合、還元されるポイントの合計は同じになります。
多くの人は積立投資に使うお金より、生活費に使うお金の方が多いと思います。
クレカ積立専用のカードを作らずに、「日常生活でポイントが貯まりやすいカード」が使えるネット証券を選びましょう。
コンビニやマクドナルドに日常的に行かない人は、楽天カードと楽天証券がオススメです。
ネット証券でポイント還元を受けるのは期待し過ぎ?クレカ積立のポイント還元だけでNISA口座を作らない方が良い2つ理由
クレカ積立のポイント還元に期待し過ぎない方が良いと思っています。
それは、「20年、30年続けないと効果を実感できない」「効果が実感できる前にサービスが終わってしまうかもしれない」からです。
- 1%還元で月に5万円積立てる
- 毎月500ポイント還元、年間6000ポイント
- 10年で60,000ポイント
- 20年で120,000ポイント
- 30年で180,000ポイント
- 1%還元で月に3万円積立てる
- 毎月300ポイント、年間3600ポイント
- 10年で36,000ポイント
- 20年で72,000ポイント
- 30年で108,000ポイント
- 0.5%なら半分になります。
20年、30年続けないと効果を実感できないうえ、その頃には、クレカ積立のポイント還元もサービス終了しているかもしれません。
そうなったときに残るのは、「日常生活で使えない基本還元率が低いクレカ」や「日常生活では使いづらいポイントの貯まらないクレカ」です。
楽天カードのクレカ積立の還元率が下がったことを思うと、ありえない話では無いと思います。
クレカ積立のポイント還元率だけでネット証券を決めるのではなく、日常生活でも使いやすいクレカを選びましょう。
コメント